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そしたら、悠斗は、私に、顔を近づけてきて、優しくキスをしてきた。
唇から伝わる悠斗の体温と想いが、私の心を、少しずつ溶かしていった。
「ふっ…んんっ…ねっ…悠斗、本当に…学校…遅れちゃうよ…っん…。」
私が、そう言うと、ゆっくり、離れていく唇…。
離れていく唇が…何だか…すごく愛おしくて…気づいたら、自分からキスしてた…。
ふと目を開けたら、驚いた悠斗の顔が、目に写った。
悠斗は、私と目が合うと、クスッと笑った。
「悠音のこと…すげぇ好きだよ…。
このまま…学校…サボっちゃおうか…。」
そう言って、満面の笑みで微笑む悠斗に、私の胸が、また、トクン…トクン…って、鳴り響いた。
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