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『悠斗~!! おはよう~!!』
私は、そう言って、悠斗の部屋のドアを開けた。
悠斗は、まだ、布団の中で、私が、来たことにも 気づかず、爆睡中…。
「こら!! 悠斗、起きなきゃ遅刻だよ!!」
私は、そう言いながら、悠斗を揺すった。
それでも、悠斗は、起きない。
私は、そんな悠斗の寝顔をじっと見つめた。
“悠斗って…こんなにまつげが長かったんだ…。
昔から、かっこよかったけど…ますます、男前に なったなぁ…。”
私は、そんなことを考えながら、しばらく、悠斗の寝顔を見つめていた。
悠斗が、寝返りをして、「はっ…!!」と我に返った。
「悠っ…悠斗ってば!!」
私が、そう言って、再び、悠斗を揺すってると、突然、悠斗が、私を抱きしめ、自分に引き寄せた。
「えっ!? ちょっ…悠…斗…!?」
私が、悠斗の腕から逃れようとすると、悠斗は、私を抱きしめた腕を強くした。
「悠音…好きだ!!」
悠斗は、そう言って、目を瞑ったまま、私にキスをしてきた。
私は、今、自分に、何が起こったのか、なかなか 理解できずにいた。
そんな私の気持ちを知ってか知らずか、悠斗は、 しばらく、私の唇を奪い続けた。
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