20人が本棚に入れています
本棚に追加
私は、悠斗が頷いたことを確認して、顔を真っ赤にさせると、悠斗に、背を向けたまま、ドアへ向かった。
「そういうことは、ちゃんと服着てる時に言ってよ…バカ悠斗…!!」
私は、そう言って、ドアを開けて、悠斗の部屋を出ると、階段を掛け降りた。
「バッ…バカって何だよ!!
こっ…これでも、勇気出したんだからな!!」
私は、悠斗の言葉を、背中に受けながら、階段を降りきった。
「おばさん!! 悠斗、起きたよ!!」
私は、そう言って、リビングのドアを開けた。
「悠音ちゃん。 いつも、ありがとう!!」
悠斗のお母さん…恵おばさんは、悠斗の朝ご飯を準備しながら言うと、優しく笑った。
「たくっ…。
アイツは、毎日、悠音ちゃんに起こしてもらわないと起きれないなんて、我が、息子ながら情けないよ…。
悪いね…悠音ちゃん…。」
居間のソファーに座り、新聞を読みながら、悠斗 のお父さん…正輝おじさんが言った。
最初のコメントを投稿しよう!