高1、春……。~恋の予感~

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私は、悠斗が頷いたことを確認して、顔を真っ赤にさせると、悠斗に、背を向けたまま、ドアへ向かった。 「そういうことは、ちゃんと服着てる時に言ってよ…バカ悠斗…!!」 私は、そう言って、ドアを開けて、悠斗の部屋を出ると、階段を掛け降りた。 「バッ…バカって何だよ!! こっ…これでも、勇気出したんだからな!!」 私は、悠斗の言葉を、背中に受けながら、階段を降りきった。 「おばさん!! 悠斗、起きたよ!!」 私は、そう言って、リビングのドアを開けた。 「悠音ちゃん。 いつも、ありがとう!!」 悠斗のお母さん…恵おばさんは、悠斗の朝ご飯を準備しながら言うと、優しく笑った。 「たくっ…。 アイツは、毎日、悠音ちゃんに起こしてもらわないと起きれないなんて、我が、息子ながら情けないよ…。 悪いね…悠音ちゃん…。」 居間のソファーに座り、新聞を読みながら、悠斗 のお父さん…正輝おじさんが言った。
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