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そこに、制服に着替え、顔を洗った悠斗が来た。
「上で、悠音ちゃんと、なんかあったの!?」
おばさんは、リビングに入って来たばかりの悠斗に、そう問いかけた。
「はっ!? べっ…別に…何もねぇよ!!
それより、早く、ご飯ちょうだい!!」
悠斗は、そう言いながら、顔を真っ赤にしていた。
そんな悠斗の様子を見たおばさんは、悠斗のご飯を準備し終わると、私の所へ来た。
「悠音ちゃん…。
悠斗のこと…どう思う!?」
「えっ…!? どうって…そんな…私は…。」
私は、そう言うと、顔を真っ赤にしていた。
「私は…なぁに!? 悠音ちゃんは、悠斗のこと、好きなの!?」
おばさんに聞かれ、さらに、私は、顔を真っ赤にした。
「あの…私は…その…。」
いつも、強気な私だけど、おばさんには弱くて、こんな風に攻められると、何も言えなくなってしまうのだ。
「母さん、俺の大事な悠音をいじめんなよ!!」
困っている私を見兼ねて、悠斗が、ご飯を食べながら、そう言ってくれた。
それを聞いたおばさんは、何だか、楽しそうに、 私と悠斗を交互に見てきた。
「俺の大事な悠音って…2人は、付き合ってるの!?」
おばさんは、怒るわけではなく、興味津々という感じで、近くにいた私を、じっと、見てきた。
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