ほろにが蝶
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これは……いったい何の魔法だろう。 私はうれしくなってバレエのようなステップで舞い踊った。 アン、ドゥ、トロワ。 ターンすると、スカートがふわりと風で舞い上がって、あの香りが鼻をかすめた。 「琥珀色の蜜の香り」 あの蜜をまた吸いたい。 香りに誘われるまま歩いていくと、美しい花園に行きついた。
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