無限の二人~暗闇の中で~

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『おやおや、拓磨くん かなり久しぶりの連絡じゃないのかい 待ってたんですよ』 『ごめん』 『いやいや、 そんなに責めてるつもりは ないのだけれども』 『ごめん』 『もういいからいいから お母様には次いつ会いに行くの?』 『母さん亡くなった』 『』 『反応しづらいよね ごめん』 『ちょっと待って ちょっと行くから』 『え?』 『』 … … … … … 『え?ちょっと?』 『着いたから出て来て』 『は?』 『良いから早く』 『そんなこと言われても』 「良いから早く! 出てきなさい! じゃないとこうやって 叫び続ける!」 「え?は?なにしてんの?」 「窓を開けただけでは 出てきたうちに入りません! なのでまだ叫び続けます!」 「分かった!分かったから! まって!」 「それでよろしい」
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