hana hiraku

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 きみは唇をかんでうつむく。  ほら、また余計なことを考えているね。  ぼくはね、なかなか人を好きにならないんだよ。  そのぼくが好きになったんだ。  どれだけ、きみが魅力的か。  何度でも、きみが納得するまで伝えるよ。  「好きだよ」  きみは顔を上げ、眩しそうに笑う。  ああ、花が咲いた。  この世に一つだけの、ぼくの花だ。  
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