第4章 心理戦

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-------------------- 武本side 隣りで眠っている映理をずっと見つめている。 また今日も別れ話をしたが、泣きながら『嫌!!』と叫ぶ映理は毎回変わらなかった。 そして、今日映理が、 『子どもが欲しい』 と言って来たのだ。 大体、そんな気にならないし、子どもを欲しいと思えない。 嫌な思いをさせてしまう人が増えてしまうだけじゃないか…。 明日、本条さんに会う約束をしている。 何故俺の番号を知っているのかは分からなかったが、電話の向こうの本条さんの声は嬉しそうだった。 俺は気が重いというのに。 でも、謝らなきゃな…。 そして、俺が刑務所から出られた理由を何か知ってるかもしれないし。 映理に聞いても、 『私が払ったんじゃないわ』 と言うだけだし。 明日、聞いてみよう。
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