第4章 心理戦

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-------------------- 映理side 「もう…来ないで下さいよ…」 これで何回目だろう…。 直哉が居ない時に限って、私はこの人達に襲われている。 事が終わって、ベッドに横たわったままだ。 起き上がる気力もない…。 『あぁ、そういえば、夫…就職したんだってね~?確か工場で』 「何で知ってるんですか…?」 『俺達は何でも知ってるの。あ、もう止めようか?来るの』 「え、いいのですか?」 『うん、でもさ、もう来ない代わりに…死んでくれる?』 「え?」 男達はニヤニヤしながら言った。 『俺達が悪者になるのは嫌だからさ。自殺してくれたら許してあげるよ』 「なっ…」 私は、この人達の主犯格は別に居るんじゃないかって思った。 『ま、また次来るから、その時にでも答え聞かせて~』 「待って!!あなた達は誰かの命令を聞いているんですか!?」 『それは、言わねぇよ』 帰っていく男達の背中を見ながら、絶対自殺はしない、と思った。 死んだら…直哉に会えなくなる。
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