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「どう?仕事の方は。大丈夫?嫌な思いしてない?」
今日も武本くんと初めて行ったあのホテルで会っている。
『うん。本当ありがとう。ずっと困ってたんだ。あれから親達とは疎遠だし…助かった』
「それなら良かった。仕事、無理しないで頑張ってね」
『ありがとう。それで、今日は…』
「あ、今日はね、これからドライブに行かない?」
そう言って、武本くんに車のキーを見せた。
「気分転換にもなるし、少し遠くに行くから人目も気にならないよ」
『でも…』
武本くんが下を向いたので、私は体が密着するくらい近付いて武本くんの顔を覗き込んだ。
すごく近くて、ドキドキする。
「ダメ。行くの」
このまま武本くんを押し倒して襲いたくなったので、私は3秒武本くんを見つめてから立ち上がった。
「武本くん、疲れてるから、リフレッシュにね」
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