第4章 心理戦

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突然、画面が変わって寝室になった。 ベッドの上には知らない男と、映理。 時々画面がブレるから、誰かが撮っているのだろう。 「う…」 俺は、これ以上見たくなくて停止ボタンを押した。 これは、レイプか…? でも、後半映理はものすごく感じているようだった。 だけど、始めに『夫の事をバラされたくなかったら』って言ってたから、映理は脅されていた…? 『あ、直哉、帰っていたのね。お帰りなさい』 「映理…これは何だ?」 そう俺は言い、先程見たビデオの映像を見せた。 『あ…あ……』 「映理?」 映理は、怯えた表情になって両手で顔を隠した。 「答えてほしい。映理、ずっと襲われていたのか?」 『…うん…私…ずっと…』 「何で俺に言ってくれなかったんだよ」 『だって、言ってたら…言ったら…わぁぁぁぁ…』
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