25人が本棚に入れています
本棚に追加
まりあのうどん
突然だが、本作をご覧頂いている皆さまに問う。
うどん、食べたくない?
私自身は、うどんが好きだ。
しかしそばも好きだ。そうめんもラーメンも麺類は何だって好きである。
どれも食したいと思いつつ、やはりローテーションを回すにはメンバーが多すぎるというのが現状だ。
ところがどっこい。
先日、エブで読書をしていたらとんでもない飯テロと遭遇してしまった。
美空さん作『まりあさんは溺愛デキナイ』。現在、絶賛連載中。
ザ・王道ラブストーリーというよりは、いい大人になった登場人物たちが、自身と向き合うヒューマンドラマに近い。
そこで、主人公のまりあちゃん(31)が、隣人の上茶谷さん(37)に、海老天うどんを振る舞うシーンがあるのだが、これがたまらん。
https://estar.jp/novels/25809313/viewer?page=43
実は上茶谷さん、この少し前まで辛い気持ちを抱えていた。それがあったかおうどんとまりあちゃんの人柄でほぐれていく――という素敵なシーンなのだ。
だが、それにしたってだ。
うどん、美味しそうだな。
待ってくれ、これ以上美味しそうに書かないでくれ。だしとかほわほわとか、そういう表現はいかん。お腹が空いてくる。
さっき朝ごはん食べたばっかりなんだ。
これから、仕事するんだ。うどんにとらわれている場合ではない。
いったんうどんを頭から外して、うどんを、うどんを――。
うどん、食べよう。
あっさり陥落した。まあ、そうなる気はしていたが。
21年6月現在、私は自宅で仕事をしている。ゆえに、昼ごはんも自分でどうにかしなければならない状況にある。
よし、お昼をうどんにしよう。
そうと決まれば、徹底的にやりたくなるのが、この私。
不思議なもので、お遊びやくだらないことの方が熱が入る。困ったものだ。
そう言えば、前にも一花さんの作品に感化されて、フルーチェ作ったことあったな……。
先ほど紹介したページを読み返そう。
うどんに必要な具材は次の通り。
半分になった海老天(上茶谷さんと分けたから)、しんなりしたネギ、それから卵とじ。
おまけに、白菜の漬物も登場する。
よし、よし。完全再現してやろうじゃないか。
レッツ、まりあのうどん。
私は仕事終わりにスーパーに向かい、材料をゲットした。そして、翌日の10分クッキングに備えたのである。
最初のコメントを投稿しよう!