まりあのうどん

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 いただきます!  ズズズ。むしゃり。  お……美味しい。  卵につゆの味がついていて、より美味しい。親子丼の出汁入り卵に近い感じか。  ネギもいい。それ自体が美味しいし、あるのとないのとでは、つゆの味が全く変わるのだ。  切るの面倒くさいけど、たまには入れたいなあ。  海老天は言わずもがな。私は自宅で揚げ物はやらないので、スーパーの総菜のありがたいことと言ったらこの上ない。  ありがとう、コープ。  ほかほかの湯気に顔を突っこんで、うどんをすする。卵、ネギ、海老天。時々、白菜。  これは、幸せだよ。うん。  そして――暑い。  この日の東京は晴れ。最高気温25度。室内の温度計を見れば、26度。窓を開けていても、これ。  そんな中で、口いっぱいに頬張るはあつあつのうどん。そりゃ、汗も止まらないわけだ。後で、クーラーつけよう。  しかし、何と言うか――非常にいい汗をかいた気がする。満足、満足。  え、いい汗の意味が違うって? まあ、気になさるな。  これは元気になるもの。美味しいもの。  ごちそうさま!  在宅勤務の醍醐味というべきか、誘惑と呼ぶべきか。幸せ絶頂の私は、そのままベッドに仰向けになったのだった。  さて。  ここで、冒頭申し上げた一文を、再掲しよう。  うどん、食べたくない?  ~*~*~  おまけ。  半分に切った海老天も乗っけて食べた。  こうして見ると、きれいに等分されていないことが、お分かりいただけると思う。 3bbdf2bc-51fb-4cd0-80f7-603cce7fb5b2
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