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どっちの桃屋ショー
私は、桃屋の刻み生姜が好きで、定期的に買っている。瓶詰めタイプで、毎朝ご飯にかけては、せっせとかきこんでいる。
↓何でも合うのよ、これが。
あの日も、いつも通りに刻み生姜を買った。
棚に手を伸ばし、瓶を取って、レジで支払いをし、マイバックに入れて、家に持ち帰った。
なのに。
冷蔵庫にしまおうとバックから出したら、やつはやわらぎ(メンマ)と化していた。
↓あんた誰?
「!?」
目がテンとはこれかと思った。
二度見した。否、三度見した。
しかし、どう見てもやわらぎなのである。
実はドッキリでした~、なんて言いながら、刻み生姜が看板を持って玄関から入ってくる展開もない。
しばし呆然とした後、腹の底から笑いがこみあげてきた。
何ということだ。刻み生姜と間違えてカゴに入れたあげく、家に帰るまで全く気がつかなかったのだ。レジを通す時も、袋詰めする時も。
いかに私が普段、ぼーっとして人生を過ごしているか、お分かりであろう。
大体、ものを間違えて買ったこと自体アホなのに、これではダブルパンチである。
2発も食らって頭のおかしくなった私、1人でたっぷり5分くらい爆笑してしまった。
最後に、自己分析という名の言い訳をさせてほしい。
両者とも桃屋の商品とあって、まず上から見ると瓶フタのデザインはまるで同じなのだ。
さらに、スーパーに陳列している位置なのだが、これが低い。
下から2番目、ひざ下に並んでいる。
だから、私はいつも手を伸ばして、何となく感覚で商品をつかみ――いや、これがいけないのか。
でも、これは気がつかないよなあ。はー、やられた。
↓どっちの桃屋ショー
↓正解はこちら。
あれ以降、私はしっかり刻み生姜であることを確認して、買うようにしている。
本来、それが当たり前というツッコミは甘んじて受けよう。
間違えて買ったやわらぎは……つまみにでもしましょうかね。
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