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くし、折れる
先日、くしが折れた。
櫛、髪をとかすアレである。
いつものように、持ち手を持って、グッと力をこめたらこれである。
↓決して、折りたたみ式ではない。
また、バッキリいったね。
というか、何でここが折れるんだ?
私は幼少の頃から、ブラシよりくし派であった。もとい母がそうだったから、自然とくしを使うようになったわけだが、どうもブラシだと粗くて、とかした気にならない。
そんなわけで、今まで何本かくしを使ってきた私であるが、こんな折れ方は見たことない。
さらに……何だろうか、このデジャヴ感。
ああ、思い出した。
ピンチハンガーの悲劇だ。
前作『くまのほらあな』にてお話した、真っ二つに割れたピンチハンガーだ。
↓よろしければ参考に。
https://estar.jp/novels/25472187/viewer?page=146
敏い読者の皆さまは、もうお気付きかもしれない。
私は、ものを派手に壊す傾向がある。
物持ちはいいのだ。買ってすぐに壊すことはない。
ただ、徐々にほころびが来ない。一気にドンと来る。
大抵、スニーカーは靴底がベロンとはがれる。もしくは穴が開く。
雨の中を歩いていて、やけに靴下が濡れるなと思ってみたら、靴底から中が丸見えなんてこともあった。
逆に長く使い過ぎているのかもしれない。
他の人なら、ある程度使ったところで買い替えるのだろう。
ところがどっこい、マヌケなことで有名な熊野は、物たちのSOSにはトンと気がつかず、そのまま放置するのだ。
そして、ドカンと来るのだ。
確かに、持ち物のほとんどが、いつ買ったのか覚えていない。
いや、これに関しては、私の記憶力にも問題がありそうだが……。
だって、まだ使えるじゃん。捨てるんだって面倒じゃん。
まあ、あまりにボロボロだったら買い換えますけどねえ。
うーん。買い替えのタイミング、難しい。
この頃は、そろそろ一人暮らしするにあたって買いそろえた家電たちが、ドカンと来そうな気がしている。
嫌だな……来るなら順番に来てくれ。
↓さすがに、くしはすぐに買った。さあ、今度はいつまで持つかな?![221b7bee-47c3-40b0-a216-5bd6988f05e6](https://img.estar.jp/public/user_upload/221b7bee-47c3-40b0-a216-5bd6988f05e6.JPEG?width=800&format=jpg)
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