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○郵便番号違い
これは、年賀状を書く際にやりがちなミスである。
現在、私は東京都内に住んでいる。生まれも育ちも東京だ。23区じゃないけど。
そんなわけだから、送り先も都内が多い。あっても、関東地方の県に留まる。
東京の郵便番号は、1から始まる。1○○-××××だ。
で、何枚も1~と書いていると、たまに手がバグを起こすのだ。
思うに、1ってタテ線1本だから、勢いでエイッと行ってしまうのだろう。
ん? そんなアホなことあるわけないって?
これが、あるらしいのだ。私もよく知らないが、何でも熊野菜名ってやつが、よくそういうことをするらしい。
そして、1人暮らし始めたての頃は、自分の郵便番号にうっかり実家の番号を書いてしまうこともあった。今はさすがになくなったが。
逆に、実家に宅配便を送る時など、あれ、うちの番号なんだっけ?と思うくらいだ。どちらにしろ、混乱するわけだが。
今の住所も実家も都内だから、1ケタ目は同じ1だ。さらに、他の数字も絶妙に重なっている気がしてならない。
確認してみたら、7ケタのうち、1、3、4ケタ目が同じ数字だった。
○謎の漢字爆誕
人によって、書き慣れている漢字とそうでないものとがあると思う。
自分の名前や住所は、さすがに書き損じることはない。しかし、普段書かないような宛先や名前などになると、途端に自信がなくなるのだ。
先日、宛先に『渋谷』と書く機会があった。
見慣れているのと、書き慣れているのとは、全く違うものだ。
いざ書いてみると、まあ不安でしかない。特に、渋の字の右下部。点々4つをスマホに表示させた字を睨み付けながら書くのだが、何か不格好で違和感がある。
昔は、多少自信がなくても、己を信じてえいやと書いていた。しかし、己の実力は思ったより低かった。
横線が2本のところを3本書いてしまったり、突き抜けないのに、突き抜けてしまったり。
足りないのなら、まだいい。書き足せばいいのだがら。
しかし、余計な1画を入れてしまったの時の、情けなさたるや。
例えば、銀行や市役所の記入スペースだと、何枚も紙が用意されているから、また新しいのを取ればいい。
もちろん、書き損じはそっと自分のリュックに封印する。この恥を置いて帰るわけにはいかない。
しかし、窓口でもらった紙や郵送された用紙だと、もう泣くしかない。泣きながら恥をさらして新しい紙をもらうか、訂正印にお出まし頂くしかないのだ。
さて、次に出てくる2つのエピソードは、そんな訂正印を避けて通れない事態になった話だ。
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