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まず、山を歩くこと自体は楽しかったのだ。ただ、痛かっただけなのだ。
今度は、しかるべき備えをしていこう。
ちゃんと、吸収性の高いシャツも買っておこう。
そしてやはり、運動不足解消にはちょうどいいのだ。
息は上がるし、つらいことはつらいのだが、身体を動かす気持ちよさも同時に感じている。
歩いた後のご飯が美味しい。お湯をかぶり、温泉に入る瞬間がたまらない。
そして、帰宅してからのビールが美味い。
何やら、体重の減らなさそうな動機ではあるが、まあそれは置いておこう。
所詮、運動なんてきついもの。ちょっとやってもいいかな? と思ったら、それはもうゴーサインなのだ。
今現在、週に1回ではあるが、夜に近所をノロノロ走るなどしている私である。
走る前は、それはもう嫌だと心が叫ぶ。苦しくなるのもわかっているし、どうせ速くなるわけでもない。ひたすら耐える時間が来ると。
しかし、現金というべきか。走ったら走ったで、運動したぞという満足感と充実感が生まれるのだ。
何度も繰り返すと、走る前からそれがわかってくる。
だから、嫌々ながらも『まあ走った方が後でよかったと思うんだろうな、仕方ない』と思うようになってくる。
ここまでくれば、しめたものだ。
話を戻そう。
鉄は冷めないうちに打て。買うと決めたら、早速動いた方がいい。
S子に頼んで、一緒に買い物に行ってもらった。
店に行く前に、2人してお昼にとんかつを食べた。非常に美味しかった。
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