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高佳氏は第3皇子、第6皇子、第1公主の母であったのだが、我が子を皇位に着けんが為、自分より位の高い皇貴妃の産んだ第2皇子を弑そうとした。
皇貴妃の女官の訴えにより発覚し、只今詮議を行っている。
高佳氏の女官が既に事の子細を吐いており、言い逃れは出来ない。
「娘娘(ニャンニャン)…どうかお慈悲を
私はただ。」
いざり来る高佳氏を宦官たちが両脇を抱えて静止する。
瑛玄は長く慣れ親しんだ高佳氏に判決を言い伝えるのは心苦しいのか、唇を強く引き結んだ。
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