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ニ
翌日、稽古やりたい。と玄に言ったら、その日の稽古から参加する事になった。最初は木刀を持って振ることから始まった。
そして、演習以外は山吹達と同じように動けるようになった頃、玄が言った。
「紅葉、お前の親父に会いに行くで。明日な」
「えっ、ほんと」
玄は頷いた。私は嬉しくなってその日の稽古の休憩中に、山吹達にその事を話した。
「へぇ、お父ちゃんの元に行くのかい」
山吹は笑って言った。私は頷いて続けた。
「暖かくなって、雪も溶けたからって。明日出るんだ」
「そっか。それは楽しみだな」
「うん」
「よかったなぁ」
山吹と萩は笑って言った。朽葉は何も言わなかったが、優しく笑っていた。
山吹は笑って茶を飲むと、道場に戻った。 それに続いて朽葉も道場へ戻った。
「さてと、俺達も戻るか」
「うん」
萩と共に私も道場に戻った。
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