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「すまん!借金で首が回らないから、ロイヤルホテルに明日行ってくれ!」
「は?」
父さんにいきなり言われた。
うちはそんなにヤバかったのか?
「俺を借金の代わりに差し出すっていうのか?」
「先方がぜひお前が欲しいと所望されてるんだ。お前の写真を見てな。」
どんな女だよ。
「とにかく、頼む!」
そして俺は1人でホテルのラウンジで待つことになった。
「すいません。」
後ろから声をかけられた。
ん?女にしては、低くてハスキーな声だな。
俺はふとボーッとしてしまっていた。
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