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「俺、そんなに一目惚れされるような奴ですかね?」
素朴な疑問をぶつけてみた。
「私にとってはね。君を見たとき、好きだと直感したんですよ。」
「そうなんですか。なんか、恥ずかしいです。」
「恥ずかしがる君って、いつも可愛いいけど、もっと可愛いですね。」
「恥ずかしいから止めて下さい。」
「ほら、可愛らしい。」
「廊下でイチャイチャするの止めてくれます?」
宮藤さんだった。
見られてた?
もっと恥ずかしい!人にこんなとこ見られてたなんて!
「まあ、仲良くなって良かったですよ。もう付き合ってるんすよね?」
「まだです!」
ムキになって言ってしまった。
「まだか~。頑張って下さいね。若。」
「頑張ってますよ。私は。」
「でしょうね。」
俺は顔が熱くて上げられなくなっていた。
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