婚約者は極道な件。

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「信じられない!帰ります。」 「君に帰るところなんてありませんよ。」 「どういうことですか?」 「お父さんが借金を帳消しにする代わりに君を私にくれると、証書に書いてくれました。」 俺に証書を彼は見せた。 きちんと、書いてあった。 俺は彼の物になったんだ。 「俺はどうすれば?」 「私と来てもらいます。」 彼はスッと立ち上がり、歩き始めた。 俺は慌ててあとに着いていった。
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