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要さんのうちに居候して1週間たった。
何かされるんじゃないかと、ビビってたけど、要さんは俺に優しいし舎弟のみんなも俺に優しく接してくれる。
要さんが仕事のときは、若頭の宮藤さんが俺の話相手になってくれたり、学校の途中まで車で送迎してくれたりした。
「お弁当?」
「はい。どうぞ。」
浅居さんちの家政婦の絹代さんがお弁当の包みを俺に手渡した。
「いいんですか?お弁当まで。」
今までは昼はパンか学食だった。
「ぼっちゃまから頼まれてますから、大丈夫ですよ。」
「ありがとうございます。」
そこまで俺のこと要さんが考えてくれてるんだって思った。
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