プロフィール

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「国公立出多いですね。」 「今年の面接はリモートだったからね。」 と登先輩。 ここ数年は大学名関係なく、面接で織原総務部長が、長年の勘で感じた「わが社に必要な人材」が採用されていた。 でもそれは直接会って、感じ取る野生の鋭い嗅覚、が生きてるのだろうを他の管理職は思っている。画面越しで大丈夫かと不安もあり、今年は案全パイも選んだのだろう。 織原部長本人は、必要な人材は確保したと自信はある様子だったとか。 そもそもうちは大手ではないから 大学を見てエリートを選んだとしても、ここには転職前提で入ってきてるのが人事もわかってる。 優秀だから面接では、落ちることはないような受け答えはできる。数年でも即戦力にはなるので採用する。大手でないと言っても、うちもそこそこの社ではあるから学べることは多い。途中引き抜かれたり、自分で事業起こす者もいるが、我が社の魅力に気がつくと以外とそのまま勤めることになる。 織原部長も、有名国立大学出だが、去る者にも暖かくエールを送り、わが社の重要ポジションに就いてる。それも一つの戦略だろう。 社長も採用にはもちろん立ち会い決定するが、その後の配置については、織原部長に絶大な信頼を置いて任せている。
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