【3】宣誓布告です?

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夜となり、真澄から電話が掛かってきて弓美がいるから今日は親友の山神巴(やまがみともえ)ちゃんの家に泊まると翔兵くんに言っていたみたいで、電話が切れた。 巴ちゃんちは母親と二人暮らしで、喫茶店兼スナック・ルルをやっていた。 父がよく打ち合わせに使っていて、私たちを連れてきてくれていた顔馴染みのお店だったから、忍ちゃんのことを信頼をしていた。 まずは先に弓美を、お風呂に入らせた。 弓美はいつになく上機嫌でお風呂に入っていくと、私は大きな溜め息を吐いた。 「どしたの?」と言いながら、翔兵くんが背後から抱き締めてきた。 「何かゴメンね?」と言い、私が振り向くと「相手にしなければいいンだし、俺は麻衣美しか見えないよ」と言うと、翔兵くんは腰を撫でながら、首筋に唇を這わせてきた。 「んっ…♡ダメだって…」と言いながら、ピクッと反応をすると「その恥じらう姿、凄く可愛い♡シタくなってきた」と囁かれ、ドキドキしているとお風呂場のドアが開く音がしたため、離れようとすると「麻衣美、待ってる」と言い、翔兵くんはニコッと微笑むと部屋へと入っていった。 顔が真っ赤になっていたのか、弓美が私の顔をマジマジと見ながら「どしたの?」と聞いてきて、私は慌てて「何でもないよ!?お風呂入ってくるね!!」と言いながら、小走りで部屋へと入り、着替えとパンツとブラジャーを手にしてお風呂場へと駆け込んでいった。 気が気でなくて早く出たかったけれど、弓美はそういったのを察するのが両親譲りで鋭かったため、ゆっくり入った。 お風呂から出てると、私の部屋に翔兵くんを招き入れたのか賑やかだった。 何となく部屋に入りづらいなぁと思い、後ずさりをするとギィッと床が鳴ったのが聞こえたのか、すぐに翔兵くんがドアを開けてきて、私の顔を見るや否やニッコリ微笑むと「凄えグイグイこられたけれど、これで遊んでたから大丈夫♪」と言い、ゲーム機本体を見せてきた。 前に父が買ったゲーム機だったけれど、飽きてしまったのか放置していたのを翔兵くんが遊んでいたのを見て、父がプレゼントをしたものだった。 このときほど、父に感謝した日はない。飽き性の父で、良かった♡ 私と入れ替わりで、翔兵くんは鼻歌混じりにお風呂へと入っていった。 私が部屋に入ると、ムスッとした顔をしている弓美がいた。 私は何食わぬ顔で「どうしたのよ?」と聞くと「んー?何かずっとゲームしながら鼻歌を歌ってて、自分の世界に入っちゃうからつまんない」と言いながら、大きくアクビをして背伸びをし、布団に潜り込んだ。 私も布団に入り、ドキドキしながら弓美が寝るのを待っていた。 弓美は何処でもすぐに眠れるため、しばらくして寝息が聞こえた。 私は弓美が本当に寝たのか確認をし、弓美の大好きな若手俳優・板垣風磨(いたがきふうま)の名前を言ったが、本当に寝入っているのか全く起きなかった。 私はランタンを着けてコッソリ部屋を出て、翔兵くんの部屋をノックするとドアが少し開いて「待ってたよ」と言いながら、翔兵くんは優しく微笑んだ。 よく考えてみたら、翔兵くんの使っている部屋は父の部屋だった。 部屋には父が資料として買い集めた官能小説や、SM関連の写真集やビデオなどがあった。 てことは、15歳なのにあんなことやこんなことを知っていたのかと思うと、凄く恥ずかしくなってしまっていると「幸廣さんのおかげで、たくさん勉強させてもらってる♪」と言い、SMの写真集を手にしていた。 私も父や真澄がいないときに、コッソリ部屋に忍び込んではそれらの写真集や父の作品を読んでは、妄想をしてオナニーをしていた。 そんなことを思い出していると「てことで、気持ち良くなろっか?」と言うと、私の高校の制服を手にしてニッコリ微笑んだ。 私は制服に着替えて、ドキドキしていると「前々からやってみたくてさ、今日真澄ちゃんもいないからいいなぁと思っていたら、邪魔者が来たけれど、隣に誰かがいるのって凄く興奮するよね♡」と言いながら、翔兵くんは鼻歌混じりに手慣れた手付きで、ロープで私を縛り上げた。 縛り上げられた私を見て「セーラー服だし、いいね♪」と言うと、ニヤリと笑ってから背後に回り込んで私をM字開脚をさせ、パンツ越しから筋を撫でた。 「んあぁ…♡」と言いながら、顔を赤らめてピクッと反応をすると「麻衣美、可愛い♡」と言い、翔兵くんは私の顎をクイッと自分の方へと向かせるとキスをし、ハンディマッサージ機で焦らすように撫でてきた。 「あぁあっっ!!らめぇ!」と思わず大声で言いながら、ヨダレを垂らすと「ダメじゃないでしょ?じゃあ何で、ヨダレ垂らしてるのさ?」と言うと、翔兵くんはクスクスと笑いながら口を押さえ、キモチイイ所を押し当てた。 まさにピンポイントで当たっていて「んんんーっ♡!!」と言い、私はイカされた。 グッタリしていると「こうやって、幸廣さんの部屋に忍び込んでは一人でシテたンだもんね?」と言われ、私は何故知っているのかを尋ねると「実はね、死んだ親父と小さい頃によく遊びに来てたンだ。実はそのときに、麻衣美に一目惚れをし恋をしたンだよ」と言うと、翔兵くんはニコッと微笑んだ。 「えっ?誰の息子さん??」と聞くと「橋詰兵二(はしづめへいじ)って言ったら、わかる?」と言いながら、翔兵くんは優しく微笑んだ。 私はふと父が一番信頼をしている編集者の男性をよく連れてきていて、可愛らしい顔立ちをした子を連れてきていた優しい男性を思い出した。 「思い出した!づめおじさん!えぇ?!そうだったンだ…私、その子に押し倒されて、乳首やここを舐められたことがあるンだけど…まさか?」と言い、顔を真っ赤にして翔兵くんを見ると「あれ、俺だよ。ちなみに麻衣美のファーストキスを奪ったのも俺♡」と言い、照れ笑いをした。 言われてみれば、確かに橋詰さんに顔がそっくりで驚いていると「親父の遺言で、麻衣美と真澄ちゃんを護ってほしいって言われてたから俺は麻衣美を護ることにして、オフクロを説得したンだ」と言うと、翔兵くんは私をギュッと抱き締めた。 私は「そうだったンだ?アリガトウ…誰にも言えなかったけれど、恥ずかしかったンだからね?」と言いながら、涙を流すと「麻衣美、愛してるよ」と言われ、私も「翔兵くん、愛してる」と言いながら見つめ合い、キスをしセックスをした。 本当はづめおじさんが初恋のひとだったのと、あのとき凄く気持ち良くてオネダリをしたことを思い出したのと、弓美が隣の部屋で寝ていると思うと、いつになく興奮をしてしまったのは内緒♡ たくさん愛され、キスマークも付けられから、私も見様見真似でキスマークを付けた。
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