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内心、司と行きたいと思いながら会議をしていて、何とか無事に会議を終えた。
この日は直行直帰で真澄は精神的にもラクだと思いつつ、俊夫が今日から北海道に一泊二日の社員旅行へと行ったため、どうしようかと思いながら「ふぁ~終わった♪終わった♪」と真澄が大きく背伸びをすると「諸星さんって、胸大きいンだね?」と言い、春馬はマジマジと見つめてきた。
真澄はその言葉に鳥肌が立ち「気持ち悪いンですけど」と言い、露骨に嫌な顔をすると「ねぇコレあげるからさ、触らせて?」と言いながら、春馬はお財布から50.000円を取り出して、真澄に見せた。
「はぁっ?!何それ!専務、アナタ最低なことしてるのわかってます?!」と真澄が怒りを露にして怒ると、春馬は真澄の胸を鷲掴みし「柔らかいなぁ♡」と言い、胸に顔をうずめた。
「やっ…ヤメテください!」と真澄が抵抗をすると「いやだ」と言い、真澄の両手首を掴んで強引にキスをした。
「んんっ!やだぁ!!」と言い、真澄が涙を浮かべながら抵抗をすると、真澄にビンタをし「あの男がどうなってもいいのかな?」と言い、春馬は自宅のマンションと車を走らせた。
真澄は怖くなり、ガタガタ震えながら俯いていると「その怯えた顔も可愛いなぁ?俺、ドMかと思ってたけれど、Sもいけそうだな♡」と言いながら、春馬は真澄の太ももを撫でた。
春馬の自宅マンションに到着し、強引に自宅のマンションへと入り、寝室に入れると真澄をベッドに押し倒して覆い被さると、またしても強引にキスをしながら乱暴に胸を揉んできたり、洋服を脱がせてきて、真澄は泣きながら「ヤメテよぉ!!」と叫び、一瞬の隙を見て通勤バッグを手にし、走って出ていった。
真澄は泣きながら司に電話をすると、すぐに出てくれて、これから帰るから迎えに行くと言われ、真澄は近くにあった漫画喫茶に避難をすることにした。
漫画喫茶のブースで、俊夫にも春馬にされたことをメールをしようとしたが、恐怖で手が震えてしまったのと、充電が切れそうだったため、携帯電話を握りしめているとバイブがブブブッと振動し、見ると司から『漫画喫茶に着いたけれど、何処のブースにいる?』とメールが来て、真澄は自分のいるブース番号を言うと『了解』と返事が来たのを見て、ホッと胸を撫で下ろすこと数分、ノックの音がし、真澄は下の隙間を見るとスーツのズボンでスグに司だとわかるとドアを開けると案の定、司だった。
真澄は司の顔を見て安心感から、涙が込み上げていると「大丈夫か?怖かったな」と優しい口調で言いながら、司は優しく抱き締めた。
ブースに入ると、司は真澄を強く抱き締めながら「兄ちゃんが来たから、もう大丈夫だら?」と囁き、真澄の涙を親指で拭ったあと、優しく微笑んで見つめ合うと司は真澄の頬を優しく撫でながらキスをした。
二人はあれから二人っきりのときだけ、お兄ちゃんと真澄と呼び合っていた。
「お兄ちゃん、ゴメンなさい」と言い、真澄が涙を流すと「気にしなくて、いいよ」と言い、司は真澄の頭を優しく撫でた。
真澄がいるブースはフラットタイプで、二人は寝そべり、司は真澄を抱き寄せた。
司の着けている香水がラベンダーの香りがして、真澄が「お兄ちゃん、いい匂いがする♡」と言うと「んっ?そぉ?」と言いながら、司は照れ笑いをすると「何だかムラムラしてきちゃったかも?」と言い、真澄は顔を赤らめながら司を見つめると「アハッ。そうなんだ?じゃあ、ここで気持ち良くなろうか?」と言い、司は優しく微笑んでからディープキスをしながら、真澄の着ていたスーツを脱がしていき、あっという間にシャツと下着類だけにし、パンツ越しから爪先で筋をなぞった。
「んぁあっ…!」と言いながら、真澄が腰を浮かせると「まだ触っただけなのに、凄えヌレてる」と言い、司は更に爪先で陰核を執拗にリズム良く引っ掻くと、真澄が「お兄ちゃぁん、変な感じがするよぉ…」と言い、腰を動かしていると「真澄、キモチイイ?」と司が言いながら、乳首を舐めた。
段々と気持ち良さが襲ってきて「んぁあ!」と叫んだ瞬間、司は「真澄、聞こえちゃうから」と言うとディープキスをしながら更に刺激を続けてきて、真澄は司の肩に手を回して大きくビクンッと反応をし、仰け反ると果てた。
真澄が小刻みに震えていると「可愛いよ」と言い、司は優しく微笑んで抱き締めた。
時間となり二人は漫画喫茶を後にし、ファミリーレストランでお食事をした。
「お兄ちゃん、来てくれてありがとう♡」と真澄がニッコリ微笑むと「んっ?別に気にしなくて、大丈夫だから」と言い、司は照れ笑いをしボロネーゼを頬張った。
あれから参水舎でも伸二郎の印刷工場を使ってくれるようになり、他にも講英館社と集学談社が印刷工場として使ってくれるようになったと真澄が話すと「マジでか!?真澄、ありがとう!」と言い、司は嬉しそうに微笑んでいた。
翔兵とも仲良くなり、翔兵から「ウチに来ない?」と誘われていたが、司は丁重にお断りをしていた。
「お兄ちゃんも、参水舎で働いたらいいのに」と真澄が言いながら、頬を膨らませると「ゴメン。実は、印刷業界に興味があるンだ」と言い、司は肩をすくめた後微笑んだ。
二人はファミリーレストランを後にし、駅へと向かっていくと「今日帰っても、私だけなんだよなぁ…」と真澄がポツリ呟いたあと、ギュッと司の手を握ると「そうなんだ?週末だし、江ノ島行こっか?」と司が言うと、真澄は「えっ?」と言いながら、司を見つめた。
「一人だと危ないし、今日はずっと一緒にいたい」と言い、司も握り返して真澄を見つめた。
真澄は俯きながら「…ダメだよ。お兄ちゃんに、迷惑が掛かっちゃう…それに帰らないと‥」と言い掛けようとすると、司はグイッと自分の方へと抱き寄せ「あんな弱りきったお前を見たら、一人に出来ねぇだろ」と耳元で囁かれ、真澄は顔を赤らめながら頷いた。
司は携帯電話を取り出し、電話をし始めた。
「もしもし。俺だけど…うん。今日、部下がさ相談があるって言ってきたから、遅くなる。うんうん。大丈夫だって。じゃあそういうことだから。うん。じゃあ、とりあえずおやすみ」と言うと、司は携帯電話の電源を長押しし「じゃあ、行こうか?」と言い、真澄の頭を撫でると、真澄は顔を真っ赤にしてゆっくりと頷いた。
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