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唇が繋がったまま彼女は力が入れだし、僕を倒す形で情熱的にキスをしだす。
そしてキスは頬へつたい、どんどん下へと移っていく。
「積極的で、嬉しい。」
本当に上手だなぁ。素直に気持ちいい。
そう思うと、真っ先に薬を使いたくなり手を忍ばせ飲み干した。
反応する僕の下半身。止まってしまう雪華さん。
「あっ・・ごめん。僕の下半身を見るのも辛いかな・・?」
返事がないが、玉を手で撫で竿を丁寧に舐めてくる辺りで受け入れてくれた事が伝わってきた。
「んっ・・雪華さんすごい・・。」
声が漏れ、満たす存在である僕が逆に満たされてしまっている。
なんだか、凄く違和感だ。
更に彼女が自身が嫌がっていた下半身を僕のものに擦り付けだし、違和感が更に深まっていく。
そして彼女と目が合った瞬間、その違和感を言語化出来た。
僕は抱かれている。
男に抱かれている。
いつの間にか、彼女は彼に変わっていた。
愛おしそうに見ながら、僕を堪能している。
薬は本当に凄い。多分萎えているであろうそれは何も変わらず。
だが、鳥肌が立ち少し泣き顔になってしまった。
それを見ると彼は凄く傷付いた顔をしだし、下半身が萎んでしまう。
「・・ごめん・・。ちょっと水を飲んでくる・・。」
そう背中を向け、彼は立ち上がった。
僕は慌てて抱きつき、静止する。
「行かないで、寂しい・・!ごめんね、男の部分も含めて雪華さんなのに・・。昔男から雑にただ痛くされた事があってそれで反応して・・雪華さんは全然違うのに・・男の部分も凄く優しいのに・・。」
僕は頬擦りをし、雪華さんに甘えた。
男だろうが女だろうと、僕は最後までする。
恐る恐る顔を覗くと、彼女は優しそうに笑ってこう答えてくれた。
「久保君、挿れてほしい。」
女の雪華さんがそう答え、嬉しいのと同時に凄く安心した。
良かった、女の状態で一緒に逝ける。真っ先にそう思ってしまった辺り、まだ男の部分を認められていない自分に嫌気がさした。
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