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シャワーを浴びた僕ら。
おねーちゃんは僕に服を着せながら、談話をし出す。
「さっき、世間の嫌われ役の風俗って言ってたよね。」
「うん。」
「君の場合は、性を満たすだけじゃなく、心を満たすセックスセラピストだよ。」
「新しい称号!」
「ハハッ!気に入ってくれた?引きこもりを1回のセックスで解決した男!」
「キャッチフレーズ!これお店で使おうかな。・・でもまぁ、おねーちゃんと僕はなんとなく相性が良かったから、上手くいったんだと思う。」
「あ、相性・・!?な、なんの・・!?」
「アハハッ!なんだと思ってるの、おねーちゃんのエッチ~。僕は人間としての相性の事を言ってたんだよ。」
「あっ・・うぅっ・・!」
「・・僕、おねーちゃんと本格的に友だちになりたい!」
「へっ・・?」
僕の目は輝いていたと思う。
満面の笑みで手を掴み、おねーちゃんを誘ってみる。
一方おねーちゃんは、困惑した顔をする。
「ヒント教えるから、僕の事を探して欲しい!で、連絡先交換しよう!ほら、規則で仕事での交換は禁止だからさ。」
「・・ごめん・・。」
「あれ、振られちゃった。」
「違う!プライベートで会ったら惚れちゃう・・いや、もうすでに・・。」
「きゃ~!おねーちゃん、弟の僕にそんな気持ちでいるの?」
「・・うん。そして、この2次元の狭間の関係がちょうどいい・・。ごめんね、私は君の事を調べちゃった・・。大好きなのに、私は私の事で手いっぱい・・君を助けられない・・。」
せっかく体を綺麗に拭いたのに、おねーちゃんは再度涙で濡らしだす。
「僕もおねーちゃん大好き!別に助けるとかいらないけど・・でもまぁ、未来の旦那さんに誤解されないように、やめた方がいいね。」
「み、未来の旦那・・!?」
「うん。今のおねーちゃんを見ていると、将来結婚して子ども作ってそう。」
「いやいや、出来る気がしないんだが・・!?」
「出来るよ、おねーちゃんならきっと。」
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