02:ぐるぐるちゃん

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取り外したコンドームに入ってるのは、ほんのちょっとの精液。 まぁ、そうだよね。連日3人目だしね。 口を結び、自分のリュックに入っているゴミ袋にいれた。 次に、ぐるぐるちゃんの体をティッシュで拭く。彼女はそのまま、スヤスヤと眠りはじめてしまった。 ・・残り時間は、頭を撫でながら添い寝してればいいかな。かけたタイマーを止め・・と、今日は謝罪で来たから時間無制限でタイマーもかけてないんだった。 僕もなんか眠くなっちゃった・・少しだけ・・。 「アンタ凄いよ、頼んで良かった・・ありがとう、本当にありがとう・・。」 そう言いながら、急に現れた男性に眠気が少し冴えてしまう。 「あっ・・。」 「・・こんな安らかな表情で寝る娘、久々だ。これならまた施設に通え、普段の娘に・・と、今まで仕事終わりに寝顔を見る以外してこなかったから、これ以上の事は分かってないか・・。」 苦しそうにうなだれる男性。そんなぐるぐるちゃんのお父さんの言葉に、あともう一仕事をしなければと、体を起こす。 僕はリュックから、あるものを取り出した。 「ぇっ・・。はぁぁっ・・!?」 「娘さんに適した道具の使い方を、教えます。この先、他の人が娘さんを逝かす参考になれば・・」 「・・!?」 「様々な方と性的ケアをしてきましたが、数日掻きむしるまでに強いのはなかなか・・正直、病院に頼る事も考えていいのですが、あくまでも三大欲求なので根本の解決にはなりません。逝ききれなく先程のように感情の調節が出来なかった場合は、 手助けしてあげた方がいいと思います。その際うちの店を頼って頂けたら嬉しいのですが、毎回だと厳しい価格です。ただ、同業他社を聞いたことはありません・・瞬時に勃起のための薬もうちが独占していますから。だから、娘さんの特性を伝え、道具で逝かしてくれるプロや福祉・・もしくは身近に頼れる人を探した方がいいかもしれません。その時、逝かす参考になればと思い、レクチャーをします。」
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