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処女膜はあったものの、手前にある感度の高い部分はわりと指がすんなり入り、もっと痛がる事を想定してたが、すんなり僕のモノが入った。遺影を見ながら逝くぐるぐるちゃん。
色々、察した。
この人はきっと、色々な方面でぐるぐるちゃんと向き合ってたのだろう。
良い母だったのだろう。
ただ、初体験・・そして、持続的に性行為を母としてきた僕にとって複雑だった。
「色々ご馳走様でした。また、お風呂楽しみにきます。」
「くくっ・・雇われる気満々なんだな!スゲー自信だ!」
「いや、仕事じゃなくて、お風呂楽しみにきます。僕人気なんで、予約いれても結構待ちますよ。」
「はぁっ・・?」
「五右衛門風呂、なかなか無いんで、また入りたいです!」
「ぶははははっ・・!火を焚かなきゃいけないし面倒だと思ってたが、うちが五右衛門風呂で本当に良かった・・!」
ぐるぐるちゃんはその場におらず、お父さんだけが僕を見送ってくれた。
何回か通えば、彼女も見送ってくれたかな?
電車を乗り継ぎ数十分歩き、古めのアパートについた。
鍵をあけると、玄関で倒れても大丈夫なように布団がひいてある。
そして、黄色いメモ用紙には「僕、お疲れ様。せめて歯磨きしよう。」という注意書き、また明日の朝に済ませなきゃいけない事がリストとして書いてある。
今朝の僕、さすが。
歯磨きは、ぐるぐるちゃん家でしてきたよ。そして、今日も3人やってきたんだよ、薬ありとはいえ凄いよね。
「今日の僕も、頑張ったね。お疲れ様。」
そう声に出し自分を労ってから、僕は深い眠りについた。
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