03:おねーちゃん

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次に僕は、ヌードデッサンのスケッチブックをおねーちゃんの前に置く。 すると、彼女は悲しそうな顔を見せてくる。 「これは、真剣に描いたヤツで、やらしい気持ちは・・。」 「うん、伝わるよ。絵の事はよくわからないけど、凄く熱が入っているのはわかる。おねーちゃんの絵を勝手に見ちゃったけど、ヌードデッサンが1番好き。・・ねぇ、僕を描いてよ!」 「・・へっ!?」 「結構、いい体をしているんだよ?ムキムキ!」 そう言って、僕は上半身を脱いだ。 露になった体を、おねーちゃんはマジマジと眺めだす。 「本当だ・・綺麗・・。鍛えてる?」 「うん。朝にストレッチと、ジョギング。あ、お洋服半脱ぎの方が良かった?」 「いや、いらない。む、むしろ・・。」 「んっ?」 「・・っ・・。」 「おねーちゃん、ハッキリ言わないとわからないよ~。」 「しっ・・下も脱いでっ・・!」 全裸になり、足を軽く開き大切な所を露にするポーズでベッドの上に座らせられた。 そして気遣いなのか、前に置いてくれたパソコンから、エロ動画を流してくれている。 やたらオッパイを揉まれ、気持ちよくなっている女性のシーンが多い。 願望かな?とそう頭に思い浮かんだ事などつゆ知らずに、おねーちゃんはスケッチブックにがむしゃらに描きだしている。 「・・本当に、勃たないんだ。」 「うん。おねーちゃんにエロパワーを送られないと、勃たないよ。」 「なんだよ、エロパワーって・・!薬の力って言ってたじゃん!!」 「アハハッ!じゃあその薬、おねーちゃんに渡すね。勃起して欲しかったら僕に飲ませてね!飲ませたら我慢出来なくて襲っちゃうけど!」 僕は手に忍び込ませていた小瓶を渡し、再度ポーズをとりなおした。 それを受け取ったおねーちゃんは、顔を赤くして僕の背後へ回り込んだ。 「おねーちゃん、もう描き終わったの?」 「よくしゃべるモデルだなぁ。・・背中、描きたくなった・・。」
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