6人が本棚に入れています
本棚に追加
/314ページ
「おねーちゃん、技術はわからないけど、その見方は僕的に天才的なアーティストだよ。」
そう微笑みながら褒めてみたが、彼女の視点はイチモツしか見つめていない。
僕の声に反応したのは、その部分を描き終えてからだった。
「出来た・・!」
「よかった・・ちょっと、もう、つらい・・。」
「そ、そうだよね・・!どうすれば・・。」
「鏡の前で、四つん這い・・。後、中断したかったら言って・・。」
言われるがままに姿勢をとるおねーちゃんと、コンドームを装着する僕。
その体勢で更にほぐしながら、要点をまとめていく。
視覚的な刺激を中心。
苦しそうにしても、嘆くまで行為を続行。
逝く際は、鏡を見ながら。
ゆっくり先をいれただけで、鏡から見えるおねーちゃんの顔は苦しそうだ。なのに、自ら腰を小刻みに動かし出したのだ。
一気に、奥へいれた。
すると、彼女は苦しそうにベッドにヘタレこんでしまうが、僕は彼女の体を起き上がらせ挑発する。
「・・これじゃあ、逝く顔が見れないけどいいの・・?」
「いやだ・・!」
「じゃあ、ちゃんと顔あげないと・・。」
指で顎をあげ、鏡の前に顔を向けさせた。
おねーちゃん、もう余裕なさそうだなぁ。
ゆだれまで垂れ、目がとろけている。
そんな、体の隅々まで堪能している彼女に満足感を得ていると、鏡越しに彼女の目がデッサンをしている時の鋭い観察眼へと変化した。
僕は、腰をふった。
すると数回動かしただけで、おねーちゃんはまた体に力が抜けてしまう。
逝きやすい子だなぁ。でもその後すぐ起き上がり、真剣な眼差しで再度起き上がりだす。
ガッツのある子だ。
僕は快楽を求め、思いっきり突いた。
鏡越しでみる自分達の行為は、現実でしているはずなのに、何処と無く空想的なエロに化してしまう。そんな現実と空想の狭間で僕は果てた。
最初のコメントを投稿しよう!