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「おねーちゃん、可愛い!」
「うっ・・うるさいっ!」
「じゃあ、またね。」
「えっ・・うん、また・・ね・・。」
「また、漫才しようね。」
「漫才かいっ!」
「アハハハハッ!僕、思うんだ。おねーちゃんなら、また会える気がする!」
玄関の扉を開けると、目映い光が出迎えてくれ、僕は彼女より先に外に出る。
木々が沢山あり、木漏れ日が包む静かな住宅街。
障害者手帳を見せ料金を払い、駅行きのバスに乗った。そして、僕はおねーちゃんのスレッドを確認する。
+主か風俗の人、来ないかなー。
+主きたぞ。ちなみに、相手は帰った。
+間があいたけど、2回戦してた?
+処女喪失したばっか。そんなの無理ゲー。
+詳しく今までの経緯よろしく。
+前の説明と被るけど、主は2年引きこもり。ショタ癖があるからか、親が不安になり出張風俗召喚。その風俗の人、ノリよくて最後まで弟キャラを演じ続け、事を済ませたもよう。
+草。イケメンとはいえ、知らない男と最後までよくしたねー。
+自分でもビックリした。はじめは、ヌードデッサンをさせて貰った事が流れとなって、喪失できた。
+主、絵を描く人?見せて。
+はい。【画像】
+うまっ!この後ろ姿、派遣風俗の人?
+うん、綺麗な体つきだからつい。
+写真はとらなかったの?あげてよー。
+写真はない。
+エクスタシーの翔だとおもったけど、違うな。
+やっぱり、PUZZLEのすばる君ぽい。お世話になったことあるけど、優しいよね。
+翔とかすばるかは分からないけど、なんかその人のおかげで前向きになった。脱引きこもり出来そうな気がする。働くの怖いけど、チャレンジしたい。
+セックスの効果スゲー。
+主、絵で稼げないの?マジうまいよ。
+ありがとう。どうなるかわからないけど、自分が出来ること、精一杯頑張ってみる。
字を読むのが疲れ、外の景色に目を向ける。
すると、安心そうに微笑む僕の顔が窓にうつっていた。
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