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彼女と正面に向き合い、片手で首から背中をなぞりながら唇を重ねた。
「っ・・んっ・・。」
甘い声が漏れ拒否はないようなので、手を更に伸ばしてお尻を撫で、舌をさらに奥へいれ絡ませる。
「いやっ・・!」
「えっ!?ごめんね!」
彼女の拒否反応に、咄嗟に体を離した。
選択ミスかと思ったが、唖然とした表情を浮かべる彼女を見て、距離をとった事自体が間違いだと気付く。
これは、嫌も好きのうちパターンだ。
軽く見られたくなくて、数回拒否して体をゆだねる女性特有の自尊心を守る行動。
言葉の通り本格的な拒否のパターンもあり、それは強姦と同様で避けたいので、僕は咄嗟に引いてしまう。
「ビックリさせちゃってすみません。我慢出来なくなってしまって・・。」
先程の行動を挽回するため、流し目で羞恥の表情を浮かべつつも、強めに抱き締めて耳元でこう囁いた。
「したいです。僕では駄目ですか・・?」
ストレートに誘い込むと、うさぎちゃんはにやけた口を押さえ顔を真っ赤にしてくれる。
「す・・すばるさんとでしたら・・。」
その返事を聞くと、僕はお姫様抱っこをして、ベッドに運んだ。
途中、部屋の時計を確認する。
結構経ってるなぁ。僕は体を洗ってきてるし、身体のハンデだとシャワーの時間長いから割愛したい。うさぎちゃん、アフタートークも長そうだし。
ゆっくりベッドに降ろして、軽くキスをした後尋ねてみる。
「直ぐに襲いかかりたいのですが、体をすすいでからの方がいいですか?」
「いや、その・・すばるさんが気にしないなら、そのまま・・。」
「嬉しい。今すぐ触れたかったから。」
頬から首筋にかけてキスをしながら、彼女のブラウスのシャツを開けていく。すると、小ぶりの胸に花柄とレースのついたブラジャーが露になる。
「可愛いです。」
滑らかに擦りながら呟いただけで、体をビクつかせて反応した。この子には沢山の言葉を浴びせさせた方が感じてくれるかな。
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