05:ことりちゃん

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「ぁっ・・あぁっ・・!」 体を僕になすりつけ、甘い声を放つ。 硬直し戸惑い声を堪えてた彼女はどこへやら。 今目の前にいるのは、まさにメス。僕の体を堪能し乱れる動物だ。 ふと、受け身になってしまっている自分に気付き、僕は指を使い体を刺激したり玩具で何度も彼女を突いた。 薬、もっと後に飲んどけば良かった。舐めたりキスを沢山したかった。 そう後悔しながら、タイマーが鳴るまで玩具を通し僕らは共に堪能しあう。 いや、シャワーを浴びる際も、体を擦り付けてプレイが続いていた気がする。 本格的に落ちついたのは、卵の殻の入ったお風呂に入ったときだった。お互い体を抱き寄せつつ、お風呂用の落書きボードを片手に会話を楽しんだ。 『気持ち良かった!』 「嬉しい。正直、今も気持ちいい。この距離感凄くいい。」 『仲良し!』 「うん!・・ただ、終始逝かせてあげれなくてごめんね。精進しなきゃ。」 『やっぱり私逝けてないの?自分ではよくわからない。ただ、気持ちいいが続くのも悪くないよ(笑)』 「アハハッ!僕も長く楽しめるのは最高だよ。ことりちゃんとは何に関しても相性良いかも!」 『嬉しい!後、ずっと疑問に思っていたけど、なんで私をことりちゃんと呼ぶの?』 いけない、口にしてしまってたか。 オマケにコンプレックスに感じている声からあだ名をつけたから、嫌だろうなぁ。 だが、うまい言い方も思い付かなく、素直にあだ名の由来を公表した。 「声が可愛くて、僕の鳥達に鳴き声に似ているから・・。」 『鳥飼ってるの?』 「ううん、そんな深い関係じゃない。朝一緒にご飯食べる仲なだけ。」 『それ、どんな状態!?(笑)でも、本当に声のこと褒めてたんだ。』 「うん、声可愛い。全部可愛い。で、ドスケベェ。」 『最後のはいらない(笑)でもそっか、声を好いてくれるんだ。私が喋ると気持ち悪がられるの、やっぱり発音の仕方かな。』 「自分の声拾えないから、喋るの難しいもんね。そんな中、習得出来て凄いよ。」 『しきれてないから、声聞かれると逃げられる(笑)ただ、こうやってホワイトボードのやりとりってめんどくさいかなって思って、喋ろうとしてたけど・・。』 「僕、ホワイトボードでやりとりするこのゆっくりな時間好きだなぁ。きっと、一生懸命に口でやりとりする事も、僕は好きになると思う。」
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