6人が本棚に入れています
本棚に追加
布団から這い出て、顔を下に向け正座でモジモジしだす雪華さん。
一方僕は、恥じらう彼女をじっくり眺めて楽しんでいる。
とてもいい雰囲気だ。
そんなむず痒くも心地よさそうな空気の中、凄く申し訳ない事だがある事を通達し壊してしまった。
「雪華さん、とりあえず浣腸しましょう。」
「えっ・・えぇっ!?」
「もちろん、雪華さんがいれられる側ですよね。」
「そ・・そうよね?そっか、中のモノを出さないと・・と、すごい事をやらせちゃってごめん・・いや・・触れるので充分・・本番までいかなくとも・・。」
そうは言うものの、触れあっていて途中から気分変わってしまった方が困る。本音で中断を求めているならやめるけど、明らかに今は遠慮なので最後まですべきという判断だ。
自分の鞄から浣腸の道具を出し、体を擦り寄せ雪華さんを寝転ばす。
「僕は、雪華さんとしてみたいな。」
「私とじゃ、確実に勃起させる薬?ってのを使わないといけないから・・しなくていい・・。」
「インポだから、誰が相手でも使うんですけどね。」
「えぇっ・・そんな抵抗なく使っちゃってるの?」
「えっ?」
「企業秘密の薬・・ようは、合法化されてない薬なんでしょ?合法化されててもスレスレの副作用を発っするモノがあるのに。」
「えっ?」
「ようは、私の時は使わないで。薬を少しでも蓄積させないで。」
ことりちゃんも言ってたけど、そんな危なそうな薬なのかな。少なくとも今のところは、薬を手放す恐怖以外は特に何もなさそうだけどなぁ。
でもとりあえず、今の雪華さんには挿してあげたい。いつも隠している女性の部分を解放し、満たしてあげたい。
「嫌。いれたいです。」
「そう・・じゃあ、後でキスする覚悟でいてね。」
「雪華さんからしてくれるの?嬉しい。とりあえずは、浣腸ね。」
「・・・・。」
羞恥で顔を赤くさせる雪華さんに対し、僕は黙々と作業を施していく。
「ごめんなさい・・ここまでさせちゃってごめんなさい・・。」
「アハハッ!責任とって最後までさせて下さいね?」
「最後まで・・。そうよ、大学も仕事だって、最後まで諦めずし続けたから、今まで人生をいい方向に切り開けたのよ。性の悩みだって・・。」
「言い聞かせるの、僕もよくやります。大切ですよね。とりあえず、やってみましょう?」
「・・えぇ。久保君なら逃げずに出来る。男の部分も女の部分も、どちらも受け入れられた数少ない人だから。」
最初のコメントを投稿しよう!