青空にブーケを

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会社が終わりカフェに急いだ。 「あれ?翔がいない」 電話をしても出ない。バイト早入りかな?と思い店に行ってもいない。寝坊?部屋に行って鍵を開けた。いない…。 その時ラインが入った。 「ごめん、急用で今日カフェにもバイトにも行けない。ちょっとの間留守にするけど心配しないで。」 「急用?実家で何かあったのかな?」 あれから数日経って翔が帰ってきた。 「茉莉奈ごめんね、もう大丈夫だから」 「わかった」 私はそれ以上何も言わない。言う必要がある事は翔なら必ず言ってくれるはずだからと信じている。 そしていつも通りの生活に戻った。 又この前と同じラインが入った。帰って来たら今度は聞いてみようと思って少し不安な気持ちを押さえて返事をする。 「寂しいけど大丈夫だよ、気にしないで」
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