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すると 最後に「ちゅう!」と言って終わった。
あ〜私は中か!?と思い、ホットした反面、いつも大体、中なんだよねと思った。
小学生は忖度無しだからこれが私の見栄えなんだろう。
大体、昔から何でも中くらいなので、たまには一番になりたいと願ったものだ。
そう言えば小学校の時、チャンピオン大会というのがあった。
今思えば、先生が成績をつけていたわけだけど、子どもだったので純粋にチャンピオンを決めているんだと信じていた。
それは、リコーダーや歌、作文、絵など色々あったと思う。
チャンピオンと2位、3位までが、先生手作りの小さな表彰状がもらえて、一年間壁に貼ってもらえる。
それが何とも羨ましくてね。
それがどういうことか、私も一度だけ満場一致でチャンピオンになったことがあった。
それは…版画
木の板に彫った夢の国を表現した作品だったと思う。
版画、やっぱり地味だ。
でも何にもなかったところにひょっこり明るい希望の芽が出た感じがしたのを覚えている。
その後も、歌のチャンピオン大会でもチャンピオンにはなれなかったものの、最後の先生の感想で「中村さんの歌も先生は良かったと思いますよ」と言ってくださったことがあった。
このことがまた私をすこし前向きにしてくれた。
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