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君の気持ちが、僕から離れてしまったこと。
僕は知っているよ。
君のいう愛してるが嘘だという事も。
でも一番の嘘つきはきっと僕なんだろう。
嘘だと分かっていても嬉しいし。
だから、嘘になると分かっていても、君が一番だと僕も言う。
ずっと一緒にいようと。
嘘だったとしても、それにすがりたいから。
僕達のあの時間はもう二度と還って来ない。
なのにまだ、すがろうとしているんだ。
だから、君といる時間が一番だなんて、二人の時間を偽る。
君は優しくて残酷だから。
もう、お互いに苦痛でしかないのに。
でも、本当に一番に愛される喜びを知ってしまえば、二番では満たされない。
だからせめて、最後は二人で過ごそう。
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