彷徨うねこ
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雨の匂いがする町中を、 一匹の猫が彷徨っていた。 胸が大きく膨らんでいる。 積み上げられた袋の中から、 食べ物の匂いがした。 喰い破ろうと噛み付いた瞬間、 棒で叩かれた。 慌てて、その場を走り去る。 巣に戻ると子猫が 空腹を訴えた。母乳を与える。 雨が降り出し、水滴が巣に入り込む。 母猫は子猫を強く抱き締めた。 人のぬくもりを知らぬまま、 親子はひっそりと生きていく。
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