8話
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8話
その後、カーラは昏々と眠り続けるようになった。 日中でも目を開けている時間は極端に減り、やがては呂律も回らなくなる。 記憶の混濁のせいで婦長を娘や母と間違え、無邪気に甘えかかることさえあった。 そのたび婦長は根気強く相手をし、カーラがまどろみ始めれば窓を開け、順調に育っている雛の囀りを聞かせてやった。
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