嫌だ。

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嫌だ。

「いい加減にして」  そう言われたのは、これで何回目?  僕がこの一年間、  どんな思いでネットに縋っていたかなんて知らないくせに。  この一年で、僕は変わった。  一人称が「私」から「俺」や「僕」に変わったのもこの一年の間。  学校の宿題でさえもやろうと思わなくなったのもこの一年の間。  心と行動が真っ黒にねじ曲がったのもこの一年の間。  なんで、って。  上辺だけの友達。上辺だけの信頼。上辺だけの期待。  そして、上辺だけの絶望。  蓋だけが積み重なった僕の心は、もう壊れる寸前だった。  心を変えて、なんとか紛らわせても、そんなのはただの一時凌ぎに過ぎない。  いつしか紛らわす粉も無くなって、心はもっとすり減るだけ。  中身なんてなくなった僕のこころは、直接満たすことはもう出来なかった。  今までの僕の生活で、僕の心を満たしてくれていた中身のある友達とも、思うように会話することが許されない。  そうして、家に居るという義務の中で無理矢理詰め込まれた鬱陶しい親の気持ち悪い声が、余計に僕の心に深いヒビを与えた。
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