奇妙なベビーシッター

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 こうして、私は世にも奇妙なベビーシッターを引き受けることになった。とりあえず毎週の月曜日と金曜日、午後二時から四時までの二時間、高杉くんの家で、彼の話し相手として働くことになった。  帰国後初めての仕事がこんな変わったアルバイトになるんて、人生は何があるかわからない。高杉くんの初恋の真相はさておき、これもきっと何かの縁。家でぐうたらするくらいなら、この縁を大事にしてみるのも悪くないと思った。
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