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それから、木曜日の夜に片瀬里帆から電話がかかってくる。
「もしもし遥香、明日の夜から予定ある?」
「別に何もないけど、なんで?里帆、、」
「実はねぇ、温泉旅行に行くはずだった彼女が急に都合悪くなって、キャンセルするのもなんだから、遥香が行ってくれると助かるんだけどねぇ、、」
「温泉旅行かぁ、、行っても良いよ、里帆、、」
「ほんとに良いの?遥香が行ってくれるなら、キャンセル料払わなくて良いんだけどねぇ、」
「それなら、行くよ、里帆、、」
「あと、彼氏同伴なんだけど、行けるかなぁ、、遥香、」
「えっ!わたし彼氏居ないんですけど、、」汗
「それじゃ、この前のなんて名前だっけ?」
「えっ、この前のって、ダレのことかなぁ?」
「この前、合コンに来てた人、、遥香、」
「あぁ、北条さんね、里帆、」
「そうそう、北条さんも誘って行こうよ、遥香、」
「そっちは、何人で行くの?」
「わたしと三珠さんとの彼氏も入れて、四人なんだけど、六人分予約取ってあるから、」
「二人抜けた穴をわたしと北条さんで埋めるつもりなんだ!」
「そうなのよ、遥香たちの分は割引してあげるから、行こうよ、」
「うぅーんとね、わたしは良いけど、北条さんの都合も聞かないと、、」
「それじゃ、このあと直ぐに電話して聞いてみて、遥香、」
「あぁ、分かった、北条さんに電話してみるから、それじゃ切るよ、里帆、」
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