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合コン会場に入り、わたしと里帆は席に座ることにした。
まだ全員揃っていないようで、それぞれ勝手に注文して飲んでいたのである。
わたしと里帆は、取り敢えずボジョレーの赤ワインを注文する。
其処へ向かいの席に男子二人が座っていた。
「えっ、もしかして、七海遥香さん?」
突然、その男子がわたしの名前を呼んでいた!!
「あっ、、貴方は、、北条政義さんなの?」
「はい、良く覚えていますね、下の名前まで、、」
そりぁ、覚えているわよ、だって、戦国時代に出てくる名前なんですから、、
そうです、この北条政義とは、高校生の時に振った男子であった。
体育館裏に呼び出されて告白していた、北条政義である。
わたしは、その頃付き合っていた彼氏がいたので、「ごめんなさい、もう彼氏がいるので、、」
、、と、北条政義を振ってしまったのでありました。
その時の彼の言葉は、「遥香さんが受け入れてくれるまで、ボクは待っていますから、、」
、、と言って、去って行ったことを思い出していた。
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