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告白
チャラララーン…
携帯から聞き慣れたメールの着信音が鳴る。
見ると、東さんからの返信だった。
キ…タッ………
ドキドキを隠せないまま
受信トレイを開けると
東さんの顔が目に浮かんだ。
東「久しぶり!お父さんの会社、大変そう
だね。こちらこそ、お世話になりました。
落ち着いたらメシでもいきましょう。」
なんとなく変わってない東さんの
雰囲気が伝わってきた。
落ち着いたら…か…。
メシ…
メシっていうけど、東さんの部署は
外資系だし接待自体がそもそもない。
夫にしたって、東さんたち、野郎ふたりで
メシなんて行ったことないじゃんか笑
こういう社交辞令的な東さんの返信に
東さんらしさも垣間見えたけど
そこで、わたしは
今までずっと片想いをしていた
気持ちが小刻みに震えた。
心『ずっと東さんのこと好きでした。』
わたしが我に返ったときには
すでに、東さん宛にメールを送信してしまったあとだった。
〉〉〉【男心を揺さぶる】
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