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……機械。
ゲイリーはその冷ややかな響きに、心臓をぞくりとさせる。
「ということは……真実を話さなかったら、ニーアはどうなる?」
「人間に危害を与えた機械として、アンドロイド法3条11項に基づき、即時解体、内部情報の解析の上、廃棄処分だ」
リェムは淡々と言葉を述べる。ゲイリーは唸った。
「解体……つまり彼女を殺すのか……」
「そのときにはもう、彼女の扱いは人間でないから、殺すという表現が適当が分かりかねるが、まあ……そういうことだ」
答えるリェムの顔にいつもの笑いはなかった。そこから、ゲイリーは事態の深刻さを伺い知る。
そして、気づいたときには、彼はリェムにこう言わずにいられなかった。
「どうして、俺に会いたいのかは分からん、だが、ニーアの元に連れて行ってくれ」
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