7章:誓言

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「う、受け取ってません!」 「うそ」 「もし! もしも、受け取っていたとしてもクーリングオフ期間です!」 「商品を開封、使用した場合は、クーリングオフできないよ?」 「先輩は商品ですか!」 「現金で3千円以下の取引の場合でもクーリングオフできないし」 「先輩、3千円以下の価値なんですか⁉」 「自分の意思で出向いた場合もダメだしね」 「……それは!」  私は言葉に詰まる。確かにあの日、私は自分から先輩の家に行った。  っていうか、いくら頑張っても口で先輩には勝てない!
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