14章:同棲スタート?

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「なにその攻撃力……」  先輩は困ったように笑う。「みゆが弁護士とか検事になってなくてよかったよ。絶対負ける自信ある」  眉を寄せた私を見て、ふふ、と楽しそうに先輩は笑うと、私の身体をそっと離した。 「朝食、いやもう昼食か。何か食べに行く? それとも何か作ろうか?」 とベッドから起き上がる。「ちょっと先にシャワー浴びてくるね」  その先輩の服を思わず掴んでいた。 「みゆ……?」  あれ、なんで掴んでるんだっけ。  でも、今…… 「……もう少しだけ」 ―――抱きしめられてたいって思ったの。  先輩は嬉しそうに笑った後、私をもう一度抱きしめて、 「はぁ……このかわいいの、どうすればいいの」 とつぶやいた。
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