14章:同棲スタート?

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「お父さんは、本当に大丈夫なの」 「慣れてるから大丈夫」 (慣れてるって……)  私は眉を寄せる。 「っていつから生活安全課じゃなかったの!」 「非常に言いにくいんだけど、みゆが生まれた時にはもう捜査一課の刑事だった」 「えぇ!」  驚愕だ。その事実にも、私がそれを全く知らなかったことにも……。  私は父のこと、生活安全課のヒラ刑事だと思ってた。実際、父に聞いたときは、いつも生活安全課にいると言われていた。  だから私は、父には自分から積極的に聞かないながらも、頼りない父のことだから、窓際の方にいるのかなぁと勝手に思っていたのだ……。
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